2012年3月31日土曜日

零式艦上戦闘機




















日本の戦闘機と言えばゼロ戦。ちょっと年配の方なら誰もが知っている、ある種飛行機の代名詞になってしまった。ステレオタイプというやつ。だから、ひねくれ者の私は昔からあまり好ましく思っていなかった。巨人、大鵬、卵焼き、ゼロ戦だ。しかし、こんな言葉も歴史上の言葉になってしまって久しい。ともかく、ステレオタイプはきらいなのだ。



で、欠点ばかりをいつも追っていたような気がする。何がきらいかって、個性のない優等生タイプのスタイル。キャノピーもイガくり頭のようだし、三面図どれもバランスがよすぎて面白みがない。個性がないのだ。確かに、高性能だったのだけれど、あまりに完成品で登場したために、モデルチェンジができなかった。Bf109にしろ、スピットファイアにしろ、10年以上も現役にいてエンジンも初期の頃から2倍以上のものを載せ、武器も向上させていった。なのに、ゼロ戦はトップでいられた現役期間はあまりに短い。削りに削った機体は、エンジンの載せかえはもちろん、武器の変更も難しいくらい融通性のきかないものであった。何がかけていたかって、「タフさ」だ。防火、防弾はしていないのでアメリカの飛行機ならかすり傷でも、ゼロ戦は火を吹いて落ちていったという。それから、工作の難しさ。名人芸で作る飛行機では戦争に勝てない。とまあ、欠点をあげてしまうのは素直でない私の悪い癖。しかし、この説もゼロ戦に対するステレオタイプの非難であり、金星エンジン(1560hp)への載せ換えも行ったし、スピットファイアと交戦して優位だったという記録もあり、なかなか一筋縄で決めうちできないのも事実。なによりも日本の戦闘機で、というか飛行機で最多数の10,000機以上生産されたのには敬意をはらわなければならない。バランスのとれた体操選手のようなスタイルも。全幅12m/11m  全長9.1m  全高3.5m  翼面積22.4/21.3㎡  自重1,680kg
エンジン 中島栄21型1,130hp 最大速度565km/h 実用上昇限度11,100m 航続2,220km
武装 7.7mm機銃×2 20mm機関砲×2  爆弾30kgか60kg×2  乗員1名
 「第二次世界大戦軍用機ハンドブック」   wikipedia

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