ご存じ「飛燕」のエンジンなし機体に、三菱のエンジンを載せちまったら、とんでもない性能をだしてしまったという飛行機。もともとのプラットフォームとして「飛燕」がすばらしかった。フォッケウルフに似ているのがたくましさをよけい感じさせる。フォッケウルフは逆に水冷エンジンに進化していったけれど。
DB601をライセンス生産したエンジンの川崎ハ40が、生産技術の低い中、さらに熟練工を徴兵で引き抜かれ、生産できなくなってしまい、機体だけがならんでしまった。開発者の土井武夫技師は、かなり前から空冷化を考えていたらしい。しぶっていた軍需省が、お役所的な発想から抜け出るのに手間がかかり、試作機ができたのは昭和20年1月。関係者が予想していた以上の性能をあらゆる面で発揮した。
最大速度は飛燕より30km/h(高度6000m)劣ったが、正面積の大きいエンジンにしては上出来。機首のじゃまがなくなって視界がよくなり、B29迎撃には必須の上昇力がよくなり、軽くなった分空中性能がよくなり、何よりも生産性と稼働性が増した。性能比較では「疾風」3機対「五式戦」1機でも有利な体勢をとれたという。F6Fと互角で戦えたという。
総生産数が390機というのはあまりに少ない。
全幅12.0m 全長8.8m 全高3.7m 翼面積20.0㎡ 自重2,530kg
エンジン:ハ-112-Ⅱ 1,500hp 最大速度580km/h
武装 20mm×2 12.7mm×2 爆弾250kg×2 乗員1名
※ 「第二次世界大戦軍用機ハンドブック」 ※ wikipedia
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